6月に行われるイギリス伝統行事
今回は、6月にイギリスで行われる伝統行事について紹介していきます。
昨年、イギリスワーホリで渡英したときにはイギリスで行われるイベントについて無知だった為ほとんどのイベントに参加することができませんでした。そして、今年はほとんどのイベントが中止…
特に天気の良い6月にはイベントが目白押しです。旅行で訪れる方も、ワーホリで滞在する方もこれから紹介するイベントを知っておくとイギリス滞在が何十倍も楽しくなること間違いなしです!
*残念ながら2020年はほとんどのイベントがコロナウイルスの影響で中止、または延期となっています*
Open garden squares weekend/6月6日~7日
週末の2日間だけ普段は一般公開されていない100以上のガーデンが解放され誰でも散策できるイベント。
1998年に43のガーデンから始まり毎年6月の第二土曜日、日曜日に行われているこのイベントでは由緒正しきガーデンから前衛的なものまで様々なガーデンを自由に訪れることができます。
チケットは大人£20、学生£16、18歳以下は£10、10歳以下は無料です。
こちらでは、2019年のハイライトを見ることができます。
open garden square weekend サイト
Trooping the clour/6月第2土曜日
毎年6月第2土曜日に行われる1748年から続く伝統行事で、天気の良い6月にエリザベス女王の公式誕生日を祝う。実際の女王の誕生日は4月21日。
毎年1400の兵士と200頭の馬、400人の音楽隊によってパレードが行われ、正式名称は、the Queen’s Birthday Parade。
ロイヤルファミリーがバッキンガム宮殿に1年に1回勢揃いする目玉イベント。
チケットを購入すると、特設会場で見ることも可能。また、チケットがなくてもバッキンガム宮殿前のThe Mallといわれる通りからパレードを見ることができます。非常に人気で多くの人が集まるので早めに行って場所取りが必要です。
2020年はコロナウイルスの影響で形を変えての開催が予定されています。
BBCでは毎年パレードの様子が生中継で放送されるので、人混みから離れてトゥルーピングザカラーを見ることができます。
Loyal ascot/6月第3週目
6月の3週目に5日間にわたってアスコット競馬場で行われるイギリス王室主催の競馬レース。
1711年にアン王女がアスコット競馬場こそ競走馬が全速力で走るのに最も適した場所と定め開催したのが始まりで、社交界の夏の風物詩として有名なイベントです。
観戦にはランクごとに観客エリアが分かれており、一般人は立ち入ることができない会員制の「ロイヤル・エンクロージャー」、次に「クイーンアンエンクロージャー」、最も庶民的なのが「ウィンザー・エンクロージャー」
ウィンザーエンクロージャー以外のエリアにはそれぞれに厳格なドレスコードがありますが、エリアにかかわらずほとんどの方がおしゃれに着飾っています。
チケットはエリアごとに£85〜£25、競馬に詳しくない方でも£2〜馬券の購入ができます。
West end Live at Trafalgar Square/6月20日・21日
ロンドンのトラファルガースクエアでライブミュージカルが行われ、無料で観劇することができます。
毎年、50以上ある演目から人気のミュージカルを無料で観劇できることから大人気のイベントのため暑さ対策をしっかり行って早めに行って場所を確保しておくと間近で見ることができる。
2020年は開催できないため、過去5年間のパフォーマンスをそれぞれ24時間限定でfacebookページで公開されるのでこの機会にぜひ。
ロンドンのミュージカルについてはこちらで詳しく紹介しています。
Longest day(summer solstice)/6月20日
longest dayとは夏至のことで、6月20日から22日の間で毎年日にちが変わります。
この日が天文学上の夏の始まりで、昼間と夜の時間がほぼ同じ長さになり、日の出が4.43amで日の入りは9.21pmになります。
この時期が農家の人々の植え付けと収穫の間のリラックスできる期間であったことから結婚式が6月に行われるようになった始まりとも言われています。
ストーンヘッジがこのlongest dayを祝うのに最も有名な場所だと言われていて、太陽が昇るときちょうどストーンヘッジの真ん中を照らすことから多くの人がストーンヘッジに集まります。
また、現在でもイギリスの多くの村や町ではこの日を祝う習慣があり焚き火をしたり、ピクニックや歌にダンス、日の出を見たりして過ごします。
ちなみに、冬至は12月で6月よりも日照時間が8時間48分も短くなります。
今回はイギリスで6月に行われるイベントの中から5つ紹介しました。今年は多くのイベントが中止、延期、もしくは形を変えての開催になりますが、イギリスの階級社会や文化について知ることができたり、経験できるチャンスです。
私のように見逃して後悔しないよう、事前にチェックしておきましょう!