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ロンドン ナショナルギャラリー

今回は、イギリス・ロンドンのトラファルガー広場にあるナショナルギャラリーについて詳しく紹介していきます。

ナショナルギャラリー

ナショナルギャラリーはロンドンのトラファルガー広場の目の前にある美術館です。

ロンドンの他の大きな美術館・博物館が王室や貴族のコレクションが基礎になっているのに比べ、ナショナルギャラリーの基礎となったのは美術後援家が集めた38点の作品です。

ナショナルギャラリーでは現在、西洋絵画を中心に2300点以上の作品が展示されており、展示作品の質の高さが特徴です。

そして、このナショナルギャラリーも有料の企画展をのぞいてすべて入場無料で楽しむことができ、じっくり見ても2時間ほどで見て回ることができます。

有料の企画展についてはナショナルギャラリーのこちらのページからチェックできます。

ナショナルギャラリーの見どころ

  • ひまわり

オランダ出身のポスト印象派の画家、フィンセント・ファン・ゴッホ。そして、誰もが知っているであろうゴッホのひまわり。

ゴッホの幸せの象徴がひまわりだったと言われています。

ゴッホはひまわりを合計で7点制作し、4番目に描かれた作品がナショナルギャラリーに展示してあり、日本のSOMPO美術館にもそのうちの1点が展示されています。

ロンドンのナショナルギャラリーには他のゴッホの作品もひまわりの隣に一緒に展示されています。

  • レディー・ジェーン・グレイの処刑

”怖い絵”として有名なポール・ドラローシュ作「レディー・ジェーン・グレイの処刑」

激しい権力争い、宗教対立に翻弄され女王即位9日後に逮捕、16歳という若さで処刑されたジェーンの処刑直前のシーンが描かれています。

現在では考えられないようなことが行われていたことを、絵画を通して知ることができるのも美術鑑賞の醍醐味のひとつだと思います。

この絵は他の絵に比べサイズも大きく、つい立ち止まって見てしまう作品です。

  • 岩窟の聖母

レオナルド・ダ・ヴィンチの岩窟の聖母は世界に2点存在し、そのうちの1点がナショナルギャラリーに展示されています。ちなみにもう1点はパリのルーブル美術館です。

聖母マリアと幼児キリスト、幼い洗礼者ヨハネと天使が描かれています。

  • アルノルフィニ夫妻の肖像

フランス人画家ヤン・ファン・エイクのイタリア人商人夫妻を描いたこの作品もナショナルギャラリーの見どころのひとつです。

この女性はお腹の部分がふっくらしていますが、妊娠してるのではなく、当時の美の象徴が妊婦さんでお腹のとこをふっくらさせるファションが流行っていたことからこのようなドレスを着ていたそうです。

  • ヴァージナルの前に立つ女・ヴァージナルの前に座る女

オランダの画家フェルメールの晩年の作品。巧みな空間構成と光による質感表現が特徴で、対なす作品が隣同士に並んでいたのでその対比がよくわかります。

トラファルガー広場第四の台座も忘れずに

ナショナルギャラリーの目の前にあるトラファルガー広場。有名なネルソン提督の像を中心に、広場の四隅にはイギリスの英雄たちの彫像が建っています。その北西に据えられた「Fourth Plinth(第四の台座)」は、市民の投票によって設置されるアートオブジェが決まります。

2020年から展示されているのは” The End “と名付けられた英国人アーティストで詩人のヘザー・フィリップソンの作品です。

突如現れるホイップクリームに大きなさくらんぼは全長9メートル、インパクトがあり目を引きます。また、さくらんぼ部分に設置されているドローンは実際に撮影されていてTheEndのウェブサイトからライブで見ることができます。

ナショナルギャラリー基本情報

最寄り駅:Charing cross駅 northern line/bakerlooラインが通っています。

他にも徒歩圏内でPiccadily circus駅やLeicester square駅、embarkment駅からも歩いてアクセスできます。

オープン: Sat-Thu 10am-6pm Fri 10am-9pm

ナショナルギャラリー公式サイト

ナショナルギャラリー公式instagram

ナショナルギャラリーの作品が日本で楽しめる

なんと今年、日本で世界初のロンドンナショナルギャラリー展が開催されます。

東京:国立西洋美術館 2020年3月3日〜2020年6月14日

大阪:国立国際美術館 2020年7月7日〜2020年10月18日

*コロナウイルスの影響により、開催日程が変更されおり、東京会場は日時指定制、大阪会場分のチケット販売は9月に再開予定となっています*

【新たな開催日程】
東京会場:2020年6月18日(木)~10月18日(日)
大阪会場:2020年11月3日(火・祝)~2021年1月31日(日)

これまでナショナルギャラリーはイギリス国外での大規模展示はしてこなかったため今回が世界初となり、ナショナルギャラリーの選りすぐりの約60作品が来日します。

その中には今回ご紹介したゴッホのひまわり、フェルメールのヴァージナルの前に座る女も含まれています。

是非日本で観れるこの機会をお見逃しなく。

ナショナルギャラリー展公式サイト

ロンドンの美術館まとめ

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